何かと不安の多い女性の一人暮らし、被害に遭わないための防犯対策は大切です!
ですが、初めての一人暮らしだと、具体的にどんな防犯対策をすればいいのか、わからないですよね。
女性に対する主な被害は以下の通りです
見るだけ怖い文字が並んでいてゲンナリしますね。
きちんと防犯対策をして安全に生活したい!
安心して新生活を楽しみたい!
そこで今回は、女性がやるべき防犯対策を、「安全な部屋選び」「自分でできる防犯対策」「日常で心がけるべきこと」の3つに分けて紹介します。
この記事を読むことでどのような防犯対策をすればいいのかがわかります。
安全な部屋選び編
一人暮らしの物件を選ぶ際、どんな部屋を選べばいいのか。
もう物件が決まっている方も、自分の住む場所は安全性が高いのか確認しながら見てみてくださいね。
ポイント① 防犯設備の確認
以下の設備が備わっていればいるほど、安全な物件となります。
□オートロック
オートロックは、解除方法を知っている住民のみが鍵を開けることができるので不審者が通過しにくく防犯性に優れています。
犯罪者はスムーズに侵入できない物件を避けるので、オートロックがあるというだけで抑止力となり被害にあう可能性を下げられます。
またセールスや勧誘も、玄関までいきなり来ないので断りやすく、対面することを避ける効果も。
□モニター付きドアホン
インターホンが鳴った時、ドアを開けることなく、画面上で訪問者が不審者ではないかチェックできます。
自動で録画機能がついているものだと、映像としての証拠になったり、不在時の訪問も確認できます。
□防犯カメラ
玄関やベランダに設置されていれば、不審者の抑止力になり、何かあったときも証拠として提示できます。
防犯カメラ付き物件は入居者のプライバシーを侵害するおそれもあるため、取り付けられていないことも多いです。
そのため後付けのダミーカメラを設置する方もいますが、プロの泥棒や窃盗団はダミーカメラだと見抜ける可能性があり、逆に警戒を怠っていると判断され狙われるリスクになりえます。
□ホームセキュリティサービス
ホームセキュリティとは、警備会社が提供するサービスで、セコムやアルソックが有名ですね。
住宅に設置された防犯センサーが侵入を検知、または非常ボタンが押された際に、警備員が24時間365日体制で駆け付けてくれます。
不在時や就寝時も安心なのでホームセキュリティ付きの物件は安全性が高いといえます。
□ダブルロックキー
ダブルロックキーはその名の通り、鍵が2つある玄関ドアや窓です。
空き巣犯はピッキング作業が5分以上がかかると7割が諦めると言われているので、2ヶ所ピッキングする必要のあるダブルロックキーは避ける傾向があります。
警察も推奨しているので、ダブルロックキーの物件は増えています。
□カードキー
鍵穴がないカードキーはピッキングを防ぐことができます。
従来の鍵とは違い複製するのに本人確認や登録が必要なため、簡単に合鍵を作ることもできません。
カードキーを紛失した場合も登録してある情報をリセットし、再登録すれば紛失したカードキーで施錠されることはありません。
□防犯ガラス
空き巣犯の7割が窓から侵入しています。
割れにくく加工された防犯ガラスは侵入に時間がかかるため、空き巣犯は避けます。
合わせガラスで厚みが0.8㎜以上、窓の隅に「CPマーク」シールが貼ってあれば防犯ガラスです。
□室内用物干し 浴室乾燥
外に洗濯物を干すと女性が住んでいることがばれてしまったり、下着泥棒にあうケースがあります。
室内用物干しや浴室乾燥の設備があれば部屋で干すことができて安心です。
乾燥機付き洗濯機を設置するのもいいですね。
□宅配ボックス
ネット通販は多くの人が利用するため、宅配ボックスがついている物件が増えています。
配達員を装って建物に侵入する犯罪も増えているので、対面で荷物受け取る必要のない宅配ボックスは防犯対策になります。
ポイント② 3階以上の部屋を選ぶ
防犯のため2階以上、できれば3階以上に住むことが望ましいです。
低層階の防犯面での主なリスクは主に以下の4つです。
3階以上だとしてもベランダや窓の近くに足場があるなど侵入の可能性はあるので、油断は禁物ですがリスクはかなり減ります。
ポイント③ 管理人常駐の物件を選ぶ
大家さんや管理会社の従業員が住み込むなどして物件を管理している物件は、人の目があるため防犯抑止になります。
また、何かあった際や不安なことなどをすぐに相談できるので心強いですね。
ポイント④ 周辺の治安チェック
地域の治安はインターネットで調べることができます。
「犯罪情報マップ」「交通事故発生マップ」
各都道府県の警察のホームページを確認するか、「〇〇市 犯罪情報マップ」などで検索してみてください。
さらに自分の足で、周辺を歩き確認することも大切です。
- 人通りや街の雰囲気
- 交番、24時間コンビニ、スーパーの確認
- 外灯や防犯カメラの有無
- 死角となる場所
など実際に見てみないとわからないこととがあります。
地域の方の話を聞いて街の様子を教えてもらうのもおすすめです。
ポイント⑤ 共有部分の状態チェック
共有部が汚いとマナーの悪い入居者が多い可能性があり、治安の悪化を招くので、トラブルを誘発すると言われています。
内見の際は下記の場所に、ゴミや汚れが放置されていないか、整頓されているかを必ずチェックしましょう。
- エントランス
- 廊下、階段
- エレベーター、
- ゴミ置き場
- 駐車場
- ポスト、宅配ボックス
自分でできる防犯対策
続いて引っ越しをしたあと、さらに安全性を高めるためにできることを紹介します。
窓の対策
防犯フィルム
防犯ガラスではない窓は、防犯フィルムを貼ることによって防犯対策になります。
ガラスの強度が増すので、破られにくくなり、割るためには強い力で壊そうとするので大きな音が出て泥棒は嫌がります。
フィルムの薄さはダイソーなどにある200ミクロン程度では、すぐに破られる可能性があるため350ミクロン以上のものが望ましいです。
目隠しシート
プライバシーを守るためにすりガラスのようにするシートです。
上記の防犯フィルムと目隠し効果が一体のなったフィルムもあります。
外の明かりを取り込みつつ視線を遮ることができ、カーテンの隙間から覗かれる心配もなくなります。
警報センサー、防犯アラーム
窓に器具を張り付け、センサーが振動を感じるとブザーが鳴るしくみです。
不審者を音で撃退できます。
ステッカー
窓に「24時間警戒監査中」や「防犯カメラ稼働中」などのステッカーをはることで防犯対策をしていることを強くアピールできます。
ただし防犯カメラを取り付けていないのにステッカーを貼ったり、警備会社からもらったもの以外の市販ステッカーを貼るのはやめましょう。
嘘のステッカーは逆にリスクとなる場合があります。
カーテン
花柄やピンク色のカーテンは女性が住んでいると知られてしまう可能性があるので、シンプルなデザインを選択しましょう。
さらに屋外から室内が見えにくいミラーレースカーテン、遮像カーテンにすることで防犯性がさらにアップ。
ベランダの対策
人感センサーライト
人感センサーライトは人が通った時にセンサーが反応して点灯します。
ベランダや庭につけることで夜でも人が通った時が分かりますし、セキュリティの高さを示せます。
ものを置かない
ベランダにものがあると足場として使われたり、死角が増えてしまいます。
必要最低限ものしか置かないようにしましょう。
防犯砂利
防犯砂利は軽く踏むだけで、大きな足音が鳴るので、誰かが侵入すれば分かります。
デザインも豊富で、雑草対策にもなります。
本物の砂利と違って軽いので女性でも運べますよ。
忍び返し
塀に忍び返しを置いて、泥棒が登れないようにすれば空き巣は諦めやすいです。
最近は攻撃的な見た目にならない、外観に溶け込むデザインも多いです。
ハリネズミの忍び返し🦔🥷 pic.twitter.com/wGUNpXcVsX
— nakano shima (@Nakanoshima5) August 31, 2024
玄関の対策
補助鍵
ワンドアツーロックを警察も推奨しています。
玄関に鍵が1つしかない場合は、後付けの補助鍵をつけましょう。
ホームセンターなどで販売されており、工事不要で自分でつけられます。
スコープカバー
ドアスコープは単眼鏡を使用すれば簡単に中を覗くことができます。
カバーをつけるか、テープや布で覆うことでのぞきを防げます。
その他の対策
防犯カメラ
ストーカーの証拠を残したり、空き巣の侵入前に犯行を断念させる効果が高く、防犯対策として優れています。
設置の際は、周囲の方のプライバシーの侵害にならないよう注意が必要です。
一人暮らし向けに作られた、高性能な室内カメラも多くあるので自分に合ったものを選びましょう。
ポストに鍵
集合ポストがナンバー式やダイヤル式のみの場合は、追加で鍵付きの防犯チェーンをとりつけることで盗まれにくくなります。
防犯ブザー
何かあった時のために防犯ブザーを活用しましょう。
見える位置につけて持ち歩くことで防犯になります。
心得偏
普段から意識して心がけたいことを、リスト形式でご紹介します。
屋内
〇こまめな戸締り
→少しの外出や在宅時も鍵をかける。
〇安易にドアを開けない
→訪問者はモニターで確認し、対面するときはチェーン越し。
〇窓を開けっぱなしにしない
→夏や寝るときも、高層階でも鍵を閉める。
〇外から見える範囲に女性だとばれない工夫
→玄関やベランダ、窓の周りはシンプルに、ピンクや花柄は外から見えない場所で楽しむ。
〇衣類を外で干さない
→洗濯物を外に干すリスク
- 女性が住んでいるとばれる
- 生活リズムを把握される
- 留守を悟られる
- 下着泥棒に狙らわれる
〇郵便物を放置しない
→不在がばれる、防犯意識が低いと判断される、溜まった郵便物を投函口から取り出される。
〇個人情報は安全な捨て方をする
→捨てるときはシュレッダー、黒塗りする、ハサミでカット、水でふやかすなど。
〇家のエレベーターは知らない人と一緒に乗らない
→人がいないことを確認、知らない人が乗り込んできたら降りる。
〇男性の声素材集を準備
→アプリやYouTubeで男性の声でドアホンの対応をしてくる素材を用意しておく。
〇ただいま、いってきますを声に出す
→一人暮らしだと気づかせない工夫。
屋外
〇背後を確認して敷地内、玄関に入る
→不審者は鍵を開けた瞬間入り込んできて逃げ場を塞いでくる。
〇同じルート、ルーティーンで帰らない
〇イヤホンで歩かない、スマホを見ながら歩かない
→周りをよく見て警戒心をアピール
〇路上中車の車に近づかない
→不審な車が止まっていたら距離をとって通り過ぎるか、ほかのルートを選ぶ。
日頃から
〇変な人は勇気を出して通報する
〇買い物は昼間
→夜道はできるだけ歩かない
〇アイスを買うときは2個
→家に同居人がいると思わせる。
〇思い込まないこと
→ブスだから、おばさんだから大丈夫なんてことは無い。
〇服装に気を付ける
→過度に露出の多い服は避ける。
まとめ
被害に遭わないためには、犯罪者にやめておこうと感じさせて、諦めさせることが大切です。
防犯対策は心配しすぎくらいがちょうどいいですね。
犯罪に巻き込まれることなく、日々安心して快適に過ごすために、準備や工夫をしましょう。
心配が多い世の中ですが、しっかりと対策をして一人暮らしを楽しんでくださいね!