こんにちは、宅建合格して人生が変わった主婦、佐藤ちあきです。
宅建ってよく聞くから気になるけど、何ができるのか分からない方もいますよね。

何か資格でも取ろうかな~。宅建って役立つ?主婦の私にメリットはあるの?
そんな疑問にお答えして、宅建を取得すると何ができるのか、主婦が取得するメリット5つを紹介します。
宅建士とは?
宅建士(宅地建物取引士)とは、不動産の取引に関する専門職です。
宅建士の資格を得るためには、宅建試験に合格する必要があります。
試験は年に1回行われ、合格後に登録を行うことで、正式に宅建士として認められます。
宅建士になるとできる業務
宅建士になると何ができるかというと、宅建士にしかできない、いわゆる独占業務が3つあります。
詳しい内容を順番に説明していきます!
1.重要事項説明書(35条書面)への記名※
1つめの宅建士ができる独占業務は、重要事項説明書への記名※です。※押印は不要となりました。
重要事項説明とは、その名の通り不動産の売買や賃貸契約を結ぶ前に、契約者に対して、取引する物件や契約内容について重要な事項を説明する書類。

契約後に「聞いてない!」「知らない!」といったトラブルを防ぐための超重要な書類にプロが確認して間違いないです!と名前を書く必要があるということです。
2.重要事項の説明
2つめの宅建士ができる独占業務は、重要事項の説明です。
宅建士が記名した重要事項説明書面を渡されても、内容について説明されないと困りますよね。
その説明ができるのが、宅建士です!

不動産屋さんで宅建士証を見せてくれながら、長い説明を受けたことあるかも!
例えば
この物件は再建築できません → え!?そんな大事なこと知らなかった!
ここは土砂崩れのリスクがあります → 知ってたら契約しなかったのに…
こんなトラブルを防ぐため法律など詳しい説明が必要なので、資格が必要なのも納得できますね。
3.契約書(37条書面)への記名※
3つめの宅建士ができる独占業務は、契約書への記名※です。※押印は不要となりました。
契約書(37条書面)は、契約が成立したあとに内容を確認する書類です。
例えば
例えば
代金の支払い時期・方法(いつ・どのように支払うか)
引き渡しの条件(いつ物件を受け取れるか)
大切な契約内容を証拠として書面に残し、その内容を確認した証拠として記名が必要ルールがあります。
この契約の信頼性を確保するために、重要な役割を担うのが宅建士です。
宅建士は需要が高い資格
宅建士は独占業務を行えるため、需要が高い資格です。
さらに宅建業者は従業員5人につき1人以上の宅建士を置く義務があるため、資格保有者は常に求められています。
また、金融機関(銀行・信用金庫)・住宅メーカー・建設会社なども宅建の知識が求められることがあるので幅広い業界で活躍できます。
そして不動産取引は常に行われるため、景気の影響を受けにくく、長期的にも需要がある資格。
このように宅建士は需要が高いため、毎年20万人以上が受験する大人気の資格です!

国家試験の中でもトップクラスの受験者数です。

主婦が宅建取得するメリット5つ
宅建は人気のため主婦が受験することも多い資格です。
続いて主婦が宅建を取得するメリットを5つ紹介します。
就職・転職に有利になる
1つめのメリットは未経験でも不動産業界で採用されやすくなるため、就職や転職に有利なことです。
例えば不動産事務・賃貸仲介・営業・管理業務 など宅建を活かせる職種は多くあります。
そして正社員・パート・派遣など、働き方の選択肢も豊富なので、家事や育児と両立しながら働くことも可能です。
また在宅ワークが選べる場合もあるので、ライフスタイルに合わせて働けるのもうれしいポイント。

子育てが落ち着いたママが仕事復帰する際、社会的な信用が高い国家資格は強い味方!
年収アップが期待できる
2つめのメリットは宅建士になると、年収アップが期待できることです。
パートや在宅ワークでも「資格手当」がつくことがあり、月1~3万円が相場。
土日休みの不動産事務を希望される方でも、宅建士の資格があると時給UPを掲げている会社もあります。
もしフルタイムで働けなくても、宅建士がいれば契約業務をサポートできるので、会社にとって貴重な存在です。

主婦の視点から見たアイデアや、女性目線の接客などが会社に貢献できることも。
副業に挑戦しやすくなる
宅建士は副業に挑戦しやすいメリットがあります。
主な副業はこちらです。
- 在宅での「重要事項説明」(IT重説)
- 不動産投資
- 不動産ライター
- 業務委託で不動産の売買・賃貸を仲介
- 住宅ローンアドバイザー・FP

私は、ただの主婦から、不動産の知識を活かしたライターになりました!
自己肯定感があがる
宅建を取得すると自己肯定感が上がることも大きなメリットです。
宅建試験は決して簡単ではないため、合格することで「自分の努力」を実感できて自信がつきます。
もしも家庭が忙しくて今は働けなくても資格があるから「何かあったら働ける」という安心感が生まれます。
知識が増えると、家族や友人から相談されることも多くなり、必要とされていると感じる方も多いですよね。
日常生活に役立つ
宅建の知識は、日常生活で役に立ちます。
例えばマイホーム購入の際、契約内容のチェックができるので、不利な条件を回避したり不動産業者との交渉がスムーズに進められます。
住宅ローンや税金の知識が増えることで、固定資産税や都市計画税の管理に役立ち、家計の管理もうまくなるかもしれませんね。
まとめ
宅建を取得すると、独占業務ができるため、不動産業界での需要が高まります。
主婦にとってのメリット5つはこちらです。
・就職・転職に有利になる
・年収アップが期待できる
・副業に挑戦しやすくなる
・自己肯定感があがる
・日常生活に役立つ
資格があるからといって必ずしも仕事が得られるわけではありませんが、その過程で得た知識やスキル、自己管理能力は大きな財産となり、仕事や生活の中で活かすことができます。